有線ブロードバンドルータ導入記

平面図 以前の環境は4台のMac(1台はLinux)とWindowマシンは別々にインターネットにつながっていた。
この一文でおわかりのとおり、実際には本格的な家庭内LANにはなっておらず、ZIPドライブやMOドライブを媒介に使うことでOS間を跨いだりしてデータのやり取りをしていた。

これでは限りあるIPアドレスの無駄遣いであり、なによりも不便さがついてまわる。 ふと週末に入るパソコンショップや大型電器店の折り込みチラシを眺めていると手頃になってきた有線のルータが目に止まり、直後にはすでにこれを購入したあとのプランを頭の中で思い描いていた。善は急げ(?)で早速電器店に走り購入。

そんなわけで今回はブロードバンドルータの導入記をお送りする。

ハブで接続 仕事とプライベートを分けるため、「パーソナルコンピュータは仕事部屋で使う」と決めている。上記の見取図でもご覧いただけるように広くはないのでLANケーブルで充分取り回しができるので無線LANの環境は全く念頭にない。右の写真はルータ導入前、ハブでLANケーブルを連結している様子。
基本的にはピアツーピアのネットワークだが、台数が多くても基本的に使うのはひとりなのでとりあえず支障なく使えていた。ただ不満だった点としてスイッチングハブの口数は4つ、ネットワークの中で稼動しているパーソナルコンピュータが5台だったのでWin98のLANケーブルははずしておくことがほとんどだった。たまに使用するWindowsマシンから伸ばしていたケーブルの抜き差し。これが不満といえば不満な点であった。
ルータ Linuxのネットワーク構築の書籍を読むと、まずルータの設定関連の項目がでてくる。これはMacintoshのLANについても同様だ。

そんなわけで今までの環境に満足していた訳ではなく、いずれルータの購入は避けて通れないとは考えていた。
わたしが選んだのはcoregaのCG-BARMXという製品。とりあえずADSL、CATV、FTTHと幅広く対応しているので、いつかブロードバンドの環境を変更することがあっても使いつづけることができそうな点と価格がかなりお手頃だった点が決め手となった。
内容物 パッケージの内容物。
箱を持って帰った時にはかなりの重みを感じていたので、分厚いマニュアルでも入っているのかなと考えていたが、ふたを開けてみると”紙類”はほとんどなかった。
設定は簡単ルータ接続ソフトというCD-ROMで行なえるのでとても楽チン。詳細な設定が必要な場合はコレガのサイトでpdfが公開されているのでそれを使う。セキュリティを高めるためには必要なので、一読するだけでもかまわないのでダウンロードすることをお薦めする。
設定画面1 実際の設定はいたって簡単。
特にわたしのDynaBookは先日システムの再インストールをしたばかりなのでフレッツの接続ソフトも入っていない状態だった。そのため箱を開封してからものの10分程で滞りなく終了。

逆にビギナーの方へ向けて、ここが難点だったということも思いつかないのが現状。強いてあげるとすれば契約プロバイダへの接続設定に気をつけよう・・・これくらいか。
設定画面2 右は接続ソフトへログインした様子。
簡単に接続することはできる。しかしここから後はセキュリティ面を考え、カスタマイズすべき箇所は自分ですべきだ。オンラインマニュアルを睨みながら慎重にやってほしい。といっても尻込みする必要はない。ゆっくり落ち着いて正確に設定をしよう。

わたしのDynaBookはメモリの搭載料が少なく非力だった。そのためweb閲覧だけするのにももたついていた始末。それがルータをたて、LAN経由でネットに乗り入れるとかなり軽快な動作をしている。システムを入れ替えた直後だからという意見もあるだろうが、体感速度で明らかにその違いを感じられるので他の要素が影響しているはず。ぼくなりに推測するとフレッツ接続ソフトに高負荷がかかっていたように感じる。とにかく快適に使えるようになったのは嬉しいことだ。

さて、パーソナルコンピュータが1台の場合は、これで作業は完了となる。
これ以降は複数台の設定をご紹介する。
Linuxセッティング まずはサーバ構築に向けてLinuxをつなぐ。
いままではADSLモデム経由でPPPOE接続をしていた。今回、ルータを立てたのでEthernetによるLAN接続に切り替える作業が必要となる。以下に手順をざっと記しておくので参考にしてほしい。
  • ルート権限でログインしたら"netconfig"コマンドを実行
  • IPアドレス、ネットマスクを設定
  • ルータのIPアドレスを設定
  • ネットワーク環境の再起動
これで接続設定は終了だ。
こんな風に書くと簡単だが、シェルに慣れるまでは大変だった。
以前、ADSLモデム経由でネットに接続するのに設定方法がわからなくてとても時間を費やしたことを思い出してしまった。ただ、簡単なことについては対処の仕方がわかってきている分、あの頃よりは多少上達できたかなと思う。

写真はLinuxのX-WindowシステムのひとつKDE。この後、雰囲気を変えるためにGNOMEに変更してしまったので最後のKDE起動となった。
アクロバットリーダー ここで冒頭でもご紹介したpdfで公開されているオンラインマニュアルを見る。
しかし、アクロバットリーダーさえもDynaBookのハードディスクには入ってなく、戸惑ってしまった。
ようやくオンラインマニュアルを開くとMacOSの設定についてはOSXのみの掲載しかない。もうそんな時期なのかとちょっぴり悲しくなってしまった・・・でもWindowsは98、Me、2000、XPとOSごとに分けて掲載されている。この様子は今も昔も変わらないなぁと感じる。

でも、安心してほしい。インターネットに使用されているプロトコルはTCP/IP。つまりこのプロトコルを使用する限りOSのプラットホームには依存されないのだ。ザマミロ!!

ということでマニュアルにも載ってないMacOS9以前の設定を解説しよう。
PowerBook [アップルメニュー]-[コントロールパネル]-[TCP/IP]を起動する。LANポートを認識していれば、経由先にEthernetの選択肢があるのでEthernetを選ぶ。
設定方法は"DHCPサーバを参照"にする。ローカル環境にもかかわらず、それぞれの端末にプライベートIPアドレスを振って管理している場合は別だが、ルータのデフォルト設定に基づいてDHCP サーバを選ぼう。

Macでの設定はこれだけ。
実に簡単すぎて面くらってしまうかもしれないが、こんなものなのである。

Windowsのネットワークの設定をした経験がある方にはおわかりかと思うが、実に手間のかかる作業だ。「ここで右クリックだ、やれプロパティだ」とマニュアル片手に格闘しているうちに、Macならば4〜5台の小規模ネットワークが完成してしまう。
LAN構築を外部の会社に依頼したりすると小規模ネットワークでもウン十万単位の請求がくる。あんなもの資金をドブに捨てるのと同じこと。今は身近に教えてくれる人がいなくてもネットを中心に情報には事欠かない。それに苦労して構築すると不具合が起きた時におおまかではあるが原因箇所が推測できるのだ。だからチャレンジしてみることを勧める。
最後は、ちょっと脱線してしまったがこんな感じで導入は完了した。
所要時間は5台すべての設定にかかった時間が約40分程。pdfのマニュアルがすぐに読める状態にあったならもっと短縮できただろう。

文中でも書いたことだが、ルータの設置はセキュリティが上がる点に加えてNTTから送られてきたフレッツツールを使わない分、負荷が減ってパワー不足気味のパーソナルコンピュータが生き返る。うちでも古いPowerMacやPowerBookに元気が戻ったようだ。
このページをご覧いただいたあなたは、ルータ導入に少なからず興味があるはず。そんなあなたに向けて・・・試してみる価値は予想以上に大きいので是非ともチャレンジしてほしい。

今回、上記ルータ導入の他にも、OSに付属している機能だけを使ってLANを経由してファイル交換に成功した。本来はここまでご紹介しようと考えていたが、思っていたより長文になってしまったため、次回へ譲ることにする。はやく内容を知りたい方には申し訳ないが、楽しみにお待ちいただきたい。

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